今のあなたにこの音楽を…

趣味で洋楽を詩的・感情的に訳しています。この人にはこのように聞こえているのだなという程度に考えてください。

努力の人マドンナと、私の思い出。

 

 20代ではアイドル路線だったマドンナ。30代で急に肉体改造をを始めたかと思うと「Blond Ambition Tour」では、圧倒的なパフォーマンスを見せた。

  あれは、映画「イン・ベッド・ウィズ・マドンナ」の中で言っていたのだろうか?別のインタビューで言っていたのだろうか?マドンナは「マイケル・ジャクソン」になりたかったと常々言っていて、上記の映画の中でも「自分は歌も上手くないし、ダンスも上手くない」言っている。そういう自覚があるみたい。そりゃ音楽やダンスが好きなら、自分のレベルを客観的に見ることができてしまうもんね。つまり、すごいコンプレクスを持っている人なのだ。

 30代でとんでもない肉体改造をして、Keep It Togeterのようなアクロバティックなパフォーマンスをしたのも、自分より歌が上手く、ダンスも上手いアーティスト達に少しでも近づきたかったのではなかろうか。その鍛え上げられた肉体にマドンナの頑張りというか、必死さが感じられて少し悲しくなる。というか切なくなる。

  MadonnaのBlond Ambition Tourという世界ツアーは、マドンナの身体能力が一番高く、一番輝いていた時期ではなかろうかと思える。現在のマドンナは容姿こそ、さほど衰えていないように見えても、肉体は年齢とともに衰えていることだろう。肉体的に若い頃のようなパフォーマンスはできなくなってしまっているのだろう。

 私自身も歳をとってみると、こんなにも色んなことができなくなるのかと驚いている。体も頭脳もどんどんダメになっていく。どんどん自分に自信がなくなり、外に出るのもイヤになる。それなのに、結構なお歳で人前に出てパフォーマンスをしているマドンナって、本当に芸能の世界が好きなのだろうと思う。そして、すごい精神力の持ち主だとも思う。

  Blond Ambition Tourの頃のような激しい振り付けは、もうマドンナのダンスにはほどこされない。でも、あのツアーの振り付けや衣装は完璧だったと思うし、歌舞伎のように伝統芸として引き継いでほしいくらい素晴らしいステージングだった。

 思い出のBlond Ambition Tour。こんなことを言ったら、互いのファンに怒られるかもしれないが、私にとってはシルヴィ・ギエムのボレロと同等には価値のあるステージだった。

 ちなみに、これらの楽曲を聞くだけなら、アマゾンプライムに入っていればプライムミュージックで聞けるよ Like A Prayerというアルバムで探すと良いよ。